Net Marketing Forumのワークショップ無事に終了しました

大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)が運営に協力した、「Net Marketing Forum 2007 Spring」(日経BP主催)のワークショップ、「ネットを活用した地域と企業のコラボ・マーケティング〜企業×ネットによる地域産業振興の未来〜」は無事に終了しました。

6日のカンファレンス・ワークショップ最後のコマでしたが、約50人の方に参加していただき、ディスカッションは大いに盛り上がりました。ご参加、ありがとうございました。

ワークショップの内容は下記の通りでした。

  • 企画趣旨

 財政難、人口減少/高齢化に悩む地方自治体が、ポータルサイトの運営などネットを活用するほか、地元企業とのコラボ・マーケティングを展開する動きが活発になってきた。観光、物産、工業団地など産業振興の柱となるシーズの発掘から全国に対してのPR活動、広告・宣伝活動を企業との連携、ネットの活用によりいかに実現できるのか?企業×ネットによる地域産業振興の未来を探る。

  • パネリスト

バーチャル和歌山 取締役営業部長
NPO法人わかやまインターネット市民塾 理事
道本 浩司 氏

シブヤ経済新聞 編集長
花形商品研究所 代表取締役
西 樹 氏

OBIIでは、モデレーターと運営サポートを行いました。

お二人のパネリストには、それぞれが運営している地域メディアについて、プレゼンをしていただきました。

道本さんは、NPOによって、地域のイベント情報やお宝情報が紹介されいること、パーツを使ってさまざまなページにイベント情報を表示させる仕組みがあること、情報発信やSNSによる情報交換で、顔が見える関係を目指していること、が紹介されました。「東京の方からは和歌山はいいところですねと言われるが、地元の人は、そんなのあるんですか?と言う人もいるのが悩みです」

西さんは、渋谷で学生時代をすごしたものの社会人になると情報が入りづらくなったことから、自分で街の情報を発信するメディアを作ったこと。最初の数年は一人でコツコツやっていたけれど、現在全国に広がり、シンガポールの経済新聞も生まれたこと。「街ネタ、メディアの質にもこだわっていきたい」「メディアビジネスはあまり儲からないけれど、取材して、情報発信していくプロセスで、多くの人と出会えてとても楽しい」と話されていました。

その後、参加者が三人一組になってチームをつくり、ディスカッションを行いました。

お題は

  • 地域メディアを作ってみる(ミッションは地域の活性化)
  • メディアの名前、どんな情報を、誰に発信するか、そのためには何がキーになるか、を考える

です。

会場で、たまたま居合わせた方同士ということで、名刺交換や自己紹介をしながらの静なスタートとなりましたが、道本さん、西さんにも、ディスカッションに加わっていただき、最終的には盛り上がりすぎて時間がオーバーしてしまいました。

ディスカッションの後は、各チームから発表していただきましたが、非常にレベルの高い発表が相次ぎました(各チームからの発表は、別エントリーにて紹介する予定です)。

最後に、パネリストのお二人から、ベストアイデアの賞を紹介していただき、ワークショップは無事に終了しました。参加者の皆様、最後までワークショップにお付き合いいだき、お疲れ様でした。このような機会を作っていただけた日経BPの皆様、またパネリストのお二人にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

OBIIでは、知のボランティア(Wisdom Volunteer)による新たな価値の創出を追求、組織、地域、世代の枠を超えた出会いのプラットフォームを目指しています。ミーティング、イノベーション合宿以外にも、今回のようなカンファレンスサポートなども要望があれば、行いたいと思っています。

◆お知らせ◆

  • OBIIでは、8月(第3週か第4週の週末で調整中です)に第3回イノベーション合宿@新潟を行う予定です。地元のNPOとのコラボレーションで、地域振興、観光プランを練り上げます。詳細が決まり次第、ブログでお知らせします。
  • ミクシィ内に「OBIIコミュニティ」を作っています。情報交換なども行っていますので、自由にご参加ください。