仕事とはサラダバーである「ポジティブサラダバー」

楽天技術研究所代表の森正弥さんをゲストに招いて開催した第9回OBIIミーティング「ポジティブサラダバー」は無事終了しました。

年度末にもかかわらず参加していただいた皆さんありがとうございました。それぞれが食べたいサラダ(仕事や組織に対するポジティブな気持ち)を探して、共有するアクティビティも盛り上がりました。


「ポジティブ・サラダ・バー」は森さんが勤めていた会社のとあるプロジェクトで生まれた、チーム・組織のコミュニケーションに対する新しいアプローチ。バイキングのサラダバーで「餃子だけ食べている人」「ラーメンだけ食べている人」がいたことで気づいた。

仕事は、本当は「サラダ・バー」なのではないか。
仕事を通して、得たい体験というのは実はそれぞれ違う。そうだとすれば、みんなが食べたいサラダを作ることができると、「いい仕事」になる。人と人がつながり、プロジェクトチームが動き出して成果が出たという体験をした。

みんなが食べたいサラダとは何か?それは、「モノ」や「成果」や「仕事の内容」ではなく、「ポジティブな気持ち(達成感、信頼感、など)」のことを指す。人の本当に欲しいものを理解するには、物や成果ではなく、それによって得られる「ポジティブな気持ち」に注目する必要がある。

【アクティビティ】
あなたの食べたいポジティブサラダは?
素材を3つあげてみる
以前、どんなときにそのサラダを食べることができました?
出来事を3つあげてみる
今後そのサラダのために必要なアクションは?
思いつくアクションを3つあげてみる


参加者の皆さんからは、素材として、調和、人とのつながり、新しいものが好き、知的興奮、「ありがとう」と言われたい、生きた証を残したい、などのポジティブサラダが出ていました。また、「自社や勉強会でやってみたい」との声もありました。