第14回OBIIミーティングin京都「あなたのinnovationが作る未来 大学が生き残る10の方法」を開催しました

9月12日、雨の降る京都で、
第14回OBIIミーティングIN京都(OBII京都としては第4回)を開催しました。

この日のお題は
「地方の中小大学を活性化するinnovativeな方法について」です。
参加者は、講師を含め、
大学職員からITエンジニアまで幅広い職種の方々、総勢24人。

まずは講演者の京都精華大の職員、
福岡正藏さんのお話から。

人口データと合わせ、現在の大学が置かれる状況を簡潔にお話いただきました。


少子化の進む中、一部の大規模大学に受験者が集中。
受験者の減少とそれに伴う収入減で、
地方の中小大学は苦しい立場に。
背景には、「文部科学省の方針転換で、大学間の競争を促すようになったことも影響している」(福岡さん)とのことです。

話の中では、今後の大学像についても触れられました。
・大学間の連携の進む欧州
・「learning out」を求める米国
・米国に倣い。大学で何を学んだかを明確にすることを求める日本の経済界
これらの影響で、各大学は教育に関する「ポリシー」を作成することが求められているようです。

これらの現状を踏まえ、福岡さんからは
「主に地方の中小大学が、今後生き残っていくためのinnovativeな方策を、マーケティング、経営戦略など幅広く提案してほしい」との問いかけが出ました。

それに対し、参加者は6つのグループに分かれ、innovativeな方法を考えることに。

それぞれの大学経験をはじめ、
仕事の中で感じた大学に求めることなどを共有しました。

約30分の議論ののち、
cool japan!」を軸とした大学のコンセプトを固め、世界に売り込む」
「企業と連携した講座を開き、受講した学生は、連携先の企業への就職に便宜を図る」
「社会人が学びやすくする」
「地域のサークルとの交流など人的資源や施設を全面的にPRする」
「特色ある単科大学同士が単位交換で連携する」
「大学という信頼力をバックにした事業を展開する」
「社会人がお金を出してもいいと思うような講座を大学を中心に地域で設計する」
「フリーター再教育の場とする」
など幅広い提案が飛び出しました。

勉強会終了後は、場所を移して懇親会を開催。
「これまで自分がやってきたこと」「これから自分がやりたいこと」を軸にして、各自に自己紹介の時間を設けました。

趣味やこれからの学びなど、思いもよらない側面が飛び出す場面も。

ご参加いただいた皆様、会場をお貸しいただいた、「かぜのね」さん、本当にありがとうございました。