OBIIミーティング@奈良先端大、無事終了

奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)で行った、大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)の「創発ワークショップ:研究開発型ベンチャービジネス検討」は無事に終了しました。

Samリーダーによる講義「起業家の精神、投資家の視点」は、ウェブ上で公開準備が進められています。http://samzemi.obii.jp/ よろしければご覧ください。

学生ベンチャー2チームによるプレゼン。事業の概要と「困ったこと」を説明します。

チーム「わらたま」が検討しているのは、画像編集サービス。

ユーザーに画像や作品をアップロードしてもらうCGM系サービスなので、コンテンツを入れてもらうためにどうするか悩んでいるとのこと。

チーム「サイバーマルク」は既に会社も設立済み。保険代理店向けのシステム。導入済みの会社からは高い評価を得ているものの、学生ベンチャーであることから信頼度があまりなく困っているとのこと。

ワークショップの課題は、この2チームが直面している問題を解決すること。学生に加えて、奈良先端大の先生方、プログラム「研究開発型ベンチャーのすすめ」の講師、東京大学産学連携本部の田畑友啓特任准教授、JTPA日本代表の中村孝一郎さんも巻き込んで、ワークショップスタートです。

1度中間発表を行って、各班から解決策が提示されました。その一部を紹介します。

「わらたま」

・教育教材として活用。小中学生の夏休みの宿題など
フリッカーとのマッシュアップ
・ブロガーに協力を依頼

「サイバーマルク」

・大学の信用力を活用
・地域に密着した営業活動
・大企業にサーバーを設置して信用力をアップさせる

・名称を変更する

などの意見が出ていました。




時間が短いミーティング型のワークショップは、瞬発力が勝負ということもあり社会経験が少ない大学院生にはやや難しかったかなという印象でしたが、懇親会、さらには場所を変えての2次会と進むにつれて学生の皆さんと打ち解けて、ビジネスコンテストに参加するという学生グループのプレゼン資料について議論したり、新しいサービスのコンセプトや収益モデルについて深夜まで議論することが出来ました。

理系の優秀な大学院生が集まっている奈良先端大のまじめな気風に触れることができ、手探りでワークショップを進めている事務局としても良い勉強になりました。貴重な場を与えていただいた、関係者の皆様本当にありがとうございました。

また機会があれば、大学・大学院との連携、コラボレーションを行っていきたいと考えておりますので、関心のある方はメールでお気軽にお問い合わせください。