南魚沼合宿、最終プレゼンテーション

各チームから最終プレゼンテーションが行われています。

「南魚沼便り」特攻野郎Aチーム
いい人が多い。素朴で、地味ではあるが、自給している人たちが多い。シンプルにアピールしていけばいい。フォトブログで、高山植物、スキー、お酒など四季折々の情報を発信していく。最初はアクセスが少ないけれど、コツコツ毎日続けていく。みんなが見てくれることを考えると、写真をつけてアピールするときっと伝わる。

日本酒ではライバルが多い、高山植物などなら_mg_03261111 コツコツ続けていると見られる。毎日は大変だから、分担制も考える。写真があれば文章は短くてもいい。検討会をしながらエントリーの内容に反映していく。キャンペーン型のイベントであれば人が集まっても持続しない。出来ることから初めていく。

Q、ブログをアップする人はどれくらいいるのか?見る人がいないのはつらいのではないか?

A、実感として最初は見てくれないと寂しいけれど、書いていると伝わる。行政と協力して写真の講習会などもやり、人材の掘り起こしも考える。



「南魚沼のスター発掘プロジェクト」(チームあうん)

コンセプトは小さく考えよう。本当に来てほしい人は誰か「東京にはない何かを求めている人」。おいしいご飯、お酒、四季に癒される。

スキーの比重が大きいけれど、スキーだけではないことを伝えていく。過ごす時間が楽しいと思ってもらうためには、内部からかわっていく必要がある。素材は揃っているので、プランと体験を加えた。顔が見えるコミュニケーションをとりましょう。スローライフ、人生の楽しい時間を過ごすために南魚沼に来ることをアピール。

_mg_032822222_2 来た人の思い出が積み重なっていく。地味な提案で、頑張っている人が続けられる仕組み。やる気のある企業を集める。公開コンペを利用して、行政の融資を活用して施設のビフォアー、アフターができないか?情報発信はブログ。ブログポータルを作る(情報発信する意欲のある人を拾っていく仕組み、意欲があるけれど「何を書いたらいいのかわからない」という人にはブログコンサル。お礼は地元の名産を送る)。

イベント、新潟のアンテナショップもブログを書く。ブロガーによる南魚沼発掘ツアーをやる。

Q、ブログの世界をよく知らないが、買ったり、来たりしますか?

A、日本はブログ王国。店の人が言うのではなく、お客さんが良かったよというと信用度が高い。

Q、ブログのコンサルは実際のところいくらかかるのか?

A、企業に頼むとそれなりの値段が必要。

Q、書いたらどういう効果があるのか?自己満足で終わってしまうのは意味がない。

A、アドバイスを公開する。ブロガーにもメリットがある。コンサルタントはあくまで導入、問題は地元のアドバイザーをどう作っていくか。



「タイムシェアリングを活用した活性化」(チーム円卓)

わざわざ東京から新幹線代を支払って魚沼に来てもらうのはハードルが高い。リゾートマンションに住む人、タイムシェアリングを利用している人。日本のウブド。ホテルからは田園風景が見えている、ホテルから出て地元のアクティビティを利用する。地元の人、タイムシェア利用者は、リゾートマンションのオーナーに橋渡しをしてもらう。

課題は、リピーター、友達を連れてきたときの「もてなしのバージョンアップ」をどうするか。たくさんの人の力で魚沼のファンクラブを作っていく。

Q、人気のあるリゾートマンション、タイムシェアリングは予約が取れないところもある。いいアイデアではないか。

Q、長期滞在となると、ホテルや旅館などとの競合もあり得るのでは。

A、あくまで不動産賃貸。滞在者は食事を作りたくないから、地元の宿泊施設や食堂が潤うのではないか。



語り部で南魚沼を活性化」(事務局チーム)

語り部要請プロジェクトの必要性。南魚沼は小粒かもしれないが魅力があり、熱く語れるひとが既にいっぱいいる。しかし本業が忙しい。だったら誰かに語ってもらえばいい。語って誰が聞くのか?減っているとはいえ、年間1100万人の観光客が来ている。この人たちに南魚沼の魅力をさらに知ってもらう。

語り部養成の手法。宮田さんなど地元で頑張っている人、売れないお笑い芸人を講師に、指導者を作る。ツアー参加者は、即日銅語り部に認定して、データベースを次回に活用する。銀語り部は行政に認定、認定証、観光振興会議の委員に任命、バスに乗ってガイドもできるようになる。

プロモーションは、観光パンフレットに紹介、ホテルのフロント、ウオヌマンが越後湯沢駅で「君も南王沼に来てみないか」と勧誘、ブログマーケテイング。_mg_03373333

Q、そういう語ってくれる人はいるのか?

A、頼まれてないのにお店の手伝いをするお客さんがいる。また、リゾートマンションに住んでいる人も、地域にとけ込みたいと思っているはず。その接点作り。

Q、ウオヌマンはぜひ実現してください。悪の対抗組織を作ったら盛り上がっていい(「関越は通さない」群馬マンとか)。

「メゾン・ド・ボクシ」(チーム20代)

地域の人物・鈴木牧之(すずきぼくし)を目指す。メゾン・ド・ボクシ。苦節30年で出版したらベストセラーに。中長期の滞在者。参加する人は、作品を世に出したいと思っている人。都会の騒がしいところで煮詰まっている人。空いているリゾートマンションを活用、普段は地域で働いている。

出版したい人は顕示欲があるのでブログを書いてもらう。広報紙にも文章を書いてもらう、チラシの作成に関わってもらう。

プロモーションの大前提として、鈴木牧之をもっと広げる。南魚沼市の前に「鈴木牧之の街」と入れる。ブランディングとして記念館、お祭りのブログでの情報発信は必須。メゾン・ド・ボクシにどうやって人を集めるのか。コミケでフライヤーを配る。

宿泊施設が必要。印刷機無線LAN、文具店に画材を置いてもらう。受け入れ先の協力も必要。

Q、来てくれそうな世代は?

A、二十歳前後の男女。

Q、潜在予備軍にアピールするには?コミケというのは何十万人の参加もあると聞くが…

A、コミケ。パンフレットに広告を入れる。

Q、鈴木牧之よりも北越雪譜のピーアールもあるのではないか。人より作品に光をあてたほうがいいのでは。

A、長野で北越雪譜をPRしているところがあり、確かに問題。また、鈴木牧之の人生がコンテンツになっていると考える。頑張って作品を出す人と重なる。

Q、働きながら頑張るというのは、ザスパ草津のモデルですね。

Q、アイデアは面白い。出版苦労人だが、成功者と考えてもらえるのか。

A、当時としてはすごいベストセラー、人が流入するとこの街を好きになってもらう人が一人でも増えればいい。20年ぐらいかかって、一人でもベストセラーが出たら成功。
長期的な取り組みなので、夏や学生の合宿などに利用してもらい、メッカにしていく。

Q、本当に地元の人は受け入れてくれるのか。

A(参加者より)、面白いけれど、本当に働けるのか不安。